メンタルブロックを解除することがダイエットを成功に近づける

2015/07/06

『どうしたら痩せられるのか?』
それは、
男女問わず、多くの現代人が抱える永遠のテーマです。

ここでは、過去2000名を超えるダイエット指導の中で、

96%以上の目標達成率
(2ヵ月以内に目標を達成出来る確率)と、
5%以下のリバウンド率
(一年以内に元の体重若しくは元の体重を上回る確率)を
誇るパーソナルトレーナーが、その成功事例の中から
導き出した、
本物のダイエット法をご紹介していきます。

さて、前回は「未来記憶」を創っていくためのトレーニング
方法をご紹介しましたが、
今回は潜在意識を動かす上での障壁(メンタルブロック)を
ご紹介致します。

潜在意識を動かすためには「恐怖心」のマネジメントが必要
です。この恐怖心のこそが、あなたのダイエットを阻む「メン
タルブロック」の生みの親なのです。
では、このメンタルブロックとは一体何なのでしょうか。
ここでじっくりお伝えしていきたいと思います。

人は誰しも、過去の経験や記憶によって形作られた「自分
らしさ」という自己イメージを持っています。自分自身に対する
「固定概念」「既成概念」といってもいいでしょう。
つまり、「~であることが自分らしい」「自分は~な人間だ」と
いうイメージのフレームです。人の心は、知らず知らずのうち
に(つまり潜在意識のレベルで)、その自己イメージの範囲内
に留まろうとします。これまで創り上げてきた自己イメージの
フレームに閉じこもり、心にブレーキをかける働きを「メンタル
ブロック」といいます。

あなたが変わりたくても変われない、どんなに頑張っても
ダイエットに成功できない理由の一つには、このメンタル
ブロックが関与しています。
ダイエットにおけるメンタルブロックとは、たとえば
「太ったままの方が、自分らしい」
「自分は物事を続けることが出来ない人間だ」
「一度ダイエットに成功しても、結局またリバウンドする」
などが考えられます。
こうしたイメージがあるため、潜在意識は「ダイエットは続か
ない」「太ったままでいよう」と働いてしまい、結果として
ダイエットを成功させることを無意識的に阻むのです。
メンタルブロックがかかる理由は人それぞれですが、突き詰
めていくと「怯え」という感情、「恐怖心」へと繋がって行きま
す。
「変化するのが怖い」
「今のままでいる方が安心だ」
こうした変化に怯える気持ちが、メンタルブロックの原因
となるのです。

人間にはもともと「ホメオスタシス」という機能が備わって
います。ホメオスタシスとは「恒常性」という意味で、体温
や血糖値など身体の状態を一定に保とうとする働きのこと。
この機能があるおかげで、人間は周りの環境がどれだけ
変化しても、身体の状態を一定に保ち、生存することができ
るのです。
ホメオスタシスはメンタル面でも働きます。
自分が「安心」「安全」と感じる居心地の良い状態を維持して、
逆に「不快だ」「痛い」「怖い」といった状況を避けようとします。
たとえば熱い炎に触れてやけどをしたら、次に燃えたぎる炎
を見たときには瞬時に怖れを感じ、炎には近づかない方が
安全だと本能的に察知します。
また、はしごを上っているときに落ちて痛い思いをしたら、次
にはしごを上るときには落ちない様に慎重に上るようになり
ます。
変化を怖れるのも同じことです。変化した先の未来は、自分
にとって未知の状況です。そこには、どんな危険が待ち構え
ているかわかりません。
そうならば、「心地よくて、楽しくて、不快感や怖れのない
現状を維持しよう」と潜在意識のレベルで判断して、私達の
心は「今のままでいろ」と指令を与えるのです。人間というの
は本能的に変化を避けようとする生き物なのです。
メンタルにおけるホメオスタシスも無意識的な自己防衛本能、
生存本能なのです。ホメオスタシスによるメンタルブロックが
かかっているからこそ、人間は居心地よく生きることが出来る
とも言えるのです。それゆえ、変化を怖れるのは、いたって
まっとうな心理でもあるのです。

ただ、問題はその「居心地の良さ」や「安心」が、果たして
本当にあなたが望んだものなのか、という事です。
ダイエットが上手くいない人は、潜在意識のレベルで「太って
いる自分」に満足し、その状態のままでいることに居心地よさ
を感じてしまっているのです。
その自己イメージからはみでた自分、つまり「スリムな自分」
「引き締まった体の自分」は慣れておらず居心地が悪いので、
いくらダイエットをしても、結局は元の太っている自分に戻って
しまいます。
それは、変化を拒み、現状を維持しようするメンタルブロ
ックが、潜在意識にアクセスすることを阻むからです。

「なぜ、自分は変わることを拒んでしまうのか」
「なぜ、ダイエットが続かないのか」
重要なのは、ダイエットの成功を妨害する、あなた自身の
メンタルブロックを自覚し、それにしっかりと向き合うこと。
メンタルブロックを突破すれば、あなたはこの先、四苦八苦
しながら嫌々ダイエットに励むこともなくなります。劇的な変化
を起こすために、潜在意識を味方につけるのです。

ダイエットに関するメンタルブロックは、人生の様々な場面に
波及します。なぜなら、メンタルブロックに囚われていると、
無意識でそのブロックに基づいた行動をとってしまうからです。
たとえば、「太っていることが自分らしい」という自己イメージ
が形成されていると、「太っている自分」にふさわしいものは
取り入れ、外れたものは無自覚に排除するようになります。
それゆえ、目の前に美味しそうな食べ物があればどんどん
食べてしまい、いっこうにダイエットは進まないのです。
逆にカッコいい細身の洋服に憧れたとしても「自分にはこんな
服は無理」と諦め、現状を維持する選択を自然としてしまうの
です。
「自分は何をやっても上手く出来ない」という自己イメージが
あるとすれば、期待されて新しい仕事を任されそうなチャンス
があっても「自分に出来るはずが無い」と自ら避ける様な行動
をとります。
このタイプの人は恋愛においても消極的になってしまいます。
気になる異性がいても「自分には告白するのは無理だ。絶対
に断られるに決まっている」と自分で決めつけて行動を起こし
ません。たとえ、相手から食事に誘われても「まさかこんな
自分が誘われるわけがない。何かの間違いだ」と何らかの
理由をこじつけて誘いを断ります。しまいには「何か裏がある
に違いない」と相手を疑い始めてしまうのです。

周りの人が、あなたの行動を制限したり、規制をかけたり
するわけではありません。カッコいい細身の服を着られ
ないのも、仕事や恋愛が出来ないのも、ほかでもない、
あなた自身のマインドがそう決めたことなのです。

こうした自己イメージの低さは、自尊感情を引き下げてしまい
ます。いつしかダイエットに必須である「自己効力感」をも引き
下げてしまうことになるのです。
人間の心は不思議なもので、未来に無現の可能性が
拡がっていると頭ではわかっていても、過去や現在に
しがみつき、安心を得ようとします。
ネガティブな過去や現在に囚われた人生がつまらない人生
だとわかっていて、しかも誰かからそれを強制されたわけでも
ないのに、自らそのつまらない人生を選んでしまう。
仮に一歩を踏み出したとしても、「やっぱり怖い」と恐怖や怯え
を抱き、また元の安心できる現状に戻ってしまう。
このように、メンタルブロックは、理想の未来へ向かおうとする
あなたの心に対して、「今のままでいい」と足を引っ張ります。
ならば、圧倒的な力で「在りたい未来」へ引っ張り返せば
いいだけの話です。
自らの「願望」である【want】を明確にし、イマジネーション
を駆使して【未来記憶】を創り上げたのは、そのために他
なりません。
実際に経験した過去や現在の記憶よりも、未来記憶が
強烈なリアリティを持つようになれば、潜在意識はより
鮮烈な記憶を真実の記憶だと感知し始めます。すると、
あなたにとっての重要度が「過去<未来」となり、過去の
ことなんてどうでもよくなります。未来の記憶の実現に全
神経、エネルギーを注ぐことが出来る様になれるのです。
メンタルブロックを外すことによって、ダイエットを成功に
導くマインドは、更に盤石なものとなるのです。

少しでも参考になれば幸いです。

今回は潜在意識を動かす上での障壁(メンタルブロック)とは
何かをご紹介しましたが、
次回はもう少し掘り下げて様々なメンタルブロックを
ご紹介致します。(つづく)

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