部分痩せを狙うならお腹を優先すべき理由

2023/06/19

部分痩せを狙うならお腹を優先すべき理由

1、そもそも部分痩せ出来るのか?

(1)部分痩せに関する見解はさまざま

ダイエットに関する情報が氾濫して久しいですが、SNSの普及に伴い専門家でない方でも自分の経験を自分の感覚で自由に発信できるようになり、さらに何が正しくて間違っているのか専門家でも判断しにくくなっていると感じます。
『部分痩せは出来るのか?』といったテーマも意見が分かれており、『部分痩せ出来るかどうか分からないけど出来るかもしれないし、全身万遍なく鍛えることはマイナスにはならないから』と、確信はないものの頑張ってトレーニングしているのが現状ではないでしょうか。

(2)調査してみました

そこで、25年間で3千名以上のダイエットを成功に導く中で、年齢、食生活、生活習慣などの偏りが少ない1,041名のデータを集計し、体のパーツごとにメイン種目を決めてトレーニングを行った際の効果を比較してみました。尚、対象者は全員女性(平均28歳)、平均体重59.4㎏、トレーニング時間60分、週頻度2回です。
上半身をメインにトレーニングするグループ、ウエストメイン、下半身メイン、全身メインの4つのグループに分けて、2カ月間のダイエット開始前と終了後に、二の腕、ウエスト、太もも、ヒップの4カ所のサイズを測定しその数値と照らし合わせて相関関係を調査しました。

(3)部分痩せは可能です

結果は以下の通りです。
◆上半身メインでトレーニングを行ったグループは二の腕が11%(4グループ中1位)
◆ウエストメインでトレーニングを行ったグループはウエストが15%(4グループ中1位)
◆下半身メインでトレーニングを行ったグループは太ももが12%、ヒップが13%(どちらも4グループ中1位)

それぞれ減少しており、他の部位をメインにトレーニングした場合と比べ最も部位別減少率が高い結果となりました。

2、お腹を優先すべき理由

(1)2カ月勝負ならお腹をメインにトレーニングするのが一番痩せやすい

では、どの部位をメインにトレーニングを行った場合に最も体重が減ったのか?それも合わせて調査したところ、意外にも?ウエストをメインにトレーニングを行ったグループの体重減少率が最も高い結果となりました。
『痩せるなら下半身メインでのトレーニングが一番!』と、私も数年前は考えていましたが。。(※3カ月以上で検証した場合は結果が異なります。)
そこで、なぜこのような結果になるのか理由を考えてみたいと思います。

(2)なぜお腹もメインにすると痩せやすいのか?

◆理由1 満腹センサー機能を強化できるから

腹筋を鍛えることで胃が過度に膨らむのを抑えることができ、満腹センサーを早めに機能させることができます。実際に、ウエストメインの方の1日の平均摂取カロリーは下半身メインの方より67kcal程度少ない結果が出ています。2カ月に換算すると2,010kcal(67kcal×60日×0.5)となります。

◆理由2 基礎代謝が向上するから

内臓が正しい位置に戻ることにより、血流が促され代謝量が増加します。基礎代謝のうち筋肉は約20%、対して内臓の代謝量は約40%を占めます。日本人女性の平均基礎代謝量は1,200kcal前後ですので、内臓代謝が20%増えたとしたら2,880kcal(96kcal/日×60×0.5)増えることになります。

◆理由3 内臓脂肪と皮下脂肪ダブルで減るから

ウエスト周りは内臓脂肪と皮下脂肪がダブルで蓄積されているため、他の部位と比べて相対的に脂肪厚が減りやすい傾向があります。また、筋肉が締まることで内臓のでっぱりが抑えられサイズダウンしやすい部位です。ダイエットは小さな成功体験の積み重ね。成果が出るとどんどんモチベーションが上がるのは常。その意味でも有効だと考えます。

(3)どうすればいいか?

①週頻度

腹筋は比較的小さい筋肉です。その分週頻度も多くする必要があります。出来れば週3回、最低でも2回は行うようにしましょう。

②回数

腹筋以外の筋肉を動員しやすい特徴があるため、決めた反復回数をやりこなしても全く腹筋に刺激が入っていないこともあります。そうならないように、回数よりもしっかり刺激(痛み)が感じられるまで行いましょう。

③種目

お腹周りには腹直筋、腹斜筋、腰方形筋、腹横筋など様々な筋肉があります。脂肪を減らすだけでなく、サイズダウンを狙いたいのでそれらの筋肉に満遍なく刺激を与えなければなりません。よって、単に体を持ち上げたり捻ったりするだけでなく、横に曲げる、反らす、へこませるなどを含め最低でも5種目以上のエクササイズを取り入れていただく必要があります。

④注意点

今回のデータはウエストメインで行った場合であって、ウエストしか運動しなかった場合ではありません。また、3カ月以上の場合は下半身メインの方が体重減少率が高くなります。よって、下半身や上半身のエクササイズも並行して行いましょう。

腰痛をもっている方、体脂肪率40%を超えて腹部脂肪が厚い方は十分な効果が発揮できない可能性があるため運動負荷を抑えるか他の部位から始めましょう。

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